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【東京の貴族屋敷】駒場公園・旧前田家本邸で静かな時間を歩く旅【小旅行】

東京といえば観光客であふれる大都会のイメージ。しかし、そんな喧騒から離れた静謐な空間もひっそりと存在しているのをご存じでしょうか?

それが「駒場公園・旧前田家本邸」。加賀百万石の元当主が東京に建てた本物の貴族邸宅です。まるで時が止まったかのような静かな空間で、歴史と自然に包まれながら健康的な時間を過ごす旅をご紹介します。

邸宅

目次を常時表示状態にする方法がないか確認しております(デフォルトだとそのような機能がないようです)。少々お時間を頂けましたら幸いです。(滝川)

貴族の邸宅が都心に?駒場公園の魅力とは(スポットの紹介)

東京・目黒区に位置する駒場公園と旧前田家本邸は、とある侯爵の邸宅跡地を整備した、約4ヘクタールの都立公園。4ヘクタールの広さと言えば、東京ドームほぼ1個分に相当し、都心ながらゆったりとした緑の空間が広がる心地よい空間となっています。

そんな空間に佇むのは、荘厳な洋館と風雅な和館。自然と歴史を同時に味わえるのが駒場公園・旧前田家本邸の魅力です。

スポットの魅力

歴史と建築美の融合

今は東京都所有となっている邸宅と公園の元々の持ち主は、旧加賀藩前田家第16代当主・前田利為侯爵。歴史好きには名の知られた「加賀百万石」の当主です。上の写真は、そんな日本でも指折りの貴族だった前田家が駒場に引っ越してきた際に建てられた邸宅。この邸宅には、単なる私邸を超えた“外交拠点”としての側面もあります。

かつての主である前田侯爵はヨーロッパから帰ってきた後、「日本にも、外国の賓客を迎えられる邸宅が必要だ」と考えました。当時の日本には日本の伝統を伝える館も、西洋の最先端に追いつく邸宅も不足していると考えたのです。

そこで、日本の誇りをかけてヨーロッパの最新様式を取り入れた重厚な洋館と、伝統的な和のおもてなし空間である和館の両方を建設しました。

そんな洋館と和館は、今では東京都に譲渡され、重要文化財として公開されています。前田家が建てた邸宅であり、日本をアピールする意味合いもあった迎賓館としての機能も備えた場所ということもあり、その内装は非常に豪奢。今でも綺麗に残る屋敷の様子は、非日常感に溢れたものになっています。

邸宅内部
まるで映画のワンシーンかのような内装は一見の価値あり。

また、日本の伝統美を感じさせる和館も、落ち着きのある空間として魅力的です。木々の香り、静かにたたずむ日本庭園――国外からの来賓を受け入れるべく作られた空間。ここでは「和」の時間が丁寧に流れていきます。

周囲には豊かな木々が立ち並び、都内とは思えない落ち着いた空気が流れます。散策するだけでも心が整い、自然と歩を進めたくなる空間です。

自然に包まれた散策空間

東京ドームに匹敵する敷地面積を持つ公園には豊かな雑木林と整えられた庭園が広がっており、四季折々の植物が楽しめます。春は新緑と桜、夏は深緑に包まれ、秋には紅葉と静かな余韻が訪れます。

混雑のない開けた公園

自然・建築が魅力的な駒場公園ですが、周囲に渋谷や代々木といった名だたるスポットがあることもあってか混雑とは無縁となっています。

平日・休日問わず行列や待ち時間に悩まされることはないため、気軽に訪れることができます。

併設する日本近代文学館

旧前田家本邸の隣に佇む日本近代文学館は、「明治以降の日本近代文学を総合的に保存・展示する場」として市民に親しまれています。展示エリアはコンパクトながらも、文豪ゆかりの品々をバランスよく配置しているため、初めて訪れる方でも見どころが分かりやすく構成されています。

館内1階には「BUNDAN COFFEE & BEER」というブックカフェが併設され、約2,000冊の書籍が並ぶ落ち着いた空間で、文豪の名を冠するコーヒーや紅茶・自由に読める書籍と共に休憩が可能になっています。

総じて、非常に落ち着いた時間の中で優雅な旅行を楽しむことができるエリアとしておススメです。

近隣の食事処・レストラン

駒場公園では上記の「BUNDAN COFFEE & BEER」を除いて飲食物の提供は行われておりません。特に、ディナーについては別の飲食店への移動が必要になります。

駒場は渋谷にも近く、ランチ・ディナー共にお好みのものから選べます。ここでは(個人的に)おススメする食事処をエリアごとに紹介します。

王道の渋谷方面でランチ・ディナー

駒場公園での観光を終えたら、電車or徒歩で渋谷駅方面に移動し食事を楽しむのも一つの楽しみです。日本でも屈指の繁華街で観光客向けの華やかなスポットを楽しむもよし、ちょっと大人な店でディナーを楽しむのもおススメです。

おススメのお店は、「神泉 遠藤利三郎商店」。元々ワインバルとして知られているお店ですが、どれを食べても美味しい料理にも定評があります。駒場東大前駅と渋谷駅の間である神泉駅の近くで、渋谷の喧騒から一歩離れたエリアでのディナーを楽しめます。

住所、地図と予約リンク入れる(サイト完成までリンク取得不可)

池尻大橋方面でウォーク&ディナー

駒場公園を含めて「もっと歩きたい!」という人は、池尻大橋方面への散歩コースがおススメです。徳川将軍家の御用屋敷跡を経て池尻大橋駅に至るルートを楽しみつつ、池尻大橋周辺のユニークな料理を楽しむことができます。

おススメの店は、「マツミサカバ」。お笑いトリオ「ロバート」の馬場裕之さんが提供するお店であり、話題性に事欠きません。提供されるタイ風和牛もつ鍋はここでしか味わえない逸品です。

駒場東大前駅からも徒歩圏ということもあり、おススメの一店となっています。

地図と予約リンク入れる(サイト完成までリンク取得不可)

↓地図だけ入れてみました。Googleマップの埋め込み方法は、納品時にご説明いたしますね。(滝川)

駒場の街周辺で穴場のディナー

昔ながらの店が数多く残る駒場東大前周辺エリアでは、住宅街の中にひっそりと名店が佇んでいます。少し懐かしい雰囲気の街並みの中、落ち着いたレストランでディナーを楽しむことができます。

おススメの店は、「ボラーチョ」。ドラマ「孤独のグルメ」で登場したことで一躍有名になった洋食のレストランです。ドラマのタイトルになった一品であり、定番であるマッシュルームガーリックは絶品です。

地図と予約リンク入れる(サイト完成までリンク取得不可)

変わり種の東京大学構内「ルヴェ ソン ヴェール」でフレンチ

旅の思い出が欲しい人には、東京大学駒場キャンパス内にあるフレンチレストラン「ルヴェ ソン ヴェール」がおススメ。大学構内の旧制一高同窓会館を改装したシックな佇まいのレストランで、東京大学の中で本格的なフレンチを味わえるという非日常感は、訪れるだけで話のネタになります。東京大学の散策と合わせておススメです。

地図と予約リンク入れる(アフィリエイトリンクがないかもしれない)

様々な選択肢がある駒場周辺のエリアですが、ランチでもディナーでも予約推奨。特に休日やディナータイムは満席になることが多く、事前予約をして確実に席を押さえるのが安心です。

周辺のおススメスポット(画像と簡単な紹介くらいは入れたほうがいいかも…)

駒場公園・旧前田家本邸は単体でも十分楽しめるスポットです。しかし、せっかく行くのならば近くのスポットも楽しんでおきたいところ。

駒場公園の周辺(徒歩圏)には以下のようなスポットがありますので、合わせての来訪もおススメです。

・日本民藝館

・東京大学教育学部駒場キャンパス

実際に行ってみたレポート

ここからは筆者が駒場公園・旧前田家本邸に行ってみた際のレポートとなります。何度か訪れている場所になりますが、この日は残念ながら和館が一時閉鎖となっていたため、公園と洋館、日本近代文学館のレポートとなります。

駒場東大前駅からちょっと歩く

駅の西口を出てから駒場公園入口まで住宅街の中を歩くことになります。公園自体が非常に広く、また入り口が限られているため見かけより入園に時間がかかるかもしれません。公園内を歩くことも含めて、歩きやすい靴がおススメです。

公園は過ごしやすく、思った以上に自然豊か

筆者が最近訪れたのは猛暑の7~8月のこと、かなりの猛暑でした。渋谷までの移動についてはひたすらに暑い…としか言えない気温だったのですが、駒場周辺は自然が多いエリアであること、公園内は木陰が多いこともあってか体感温度は低い方でした。

歩いていると「ここは本当に東京のど真ん中なのか?」と思うほどの豊かな自然と巡り合うことができます。

洋館・和館共に空調が効いている

館内についても明らかにエアコンなどない古い建築だろうと思っていたのですが、館内は各部屋しっかりと冷房が効いていました。これ見よがしに冷房がある、という訳ではなく文化財としての見栄えを意識して壁の装飾の内側に空調が配置されているようです。快適な温度の中で豪奢な建築を楽しむことができました。

探訪ツアーがある

旧前田家本邸についてはボランティアによるガイドツアーに参加することができます。開始時刻が決まっている形式で、所要時間は洋館 45~50分、和館 20~25分。気軽に参加できる長さとなっており、公式サイトから時間が確認できます。

公式サイト:https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/maedatei.html

ガイドツアーに無理に時間を合わせなくても、入口すぐに詳しい解説付きのパンフレットがあります。ふらっと行ってみても大丈夫です。

カフェは少し混んでいることも

日本近代文学館の一階に併設されている「BUNDAN COFFEE & BEER」は入館料なく入ることができるエリアであることもあり、近隣の方や東大生の憩いの場ともなっていました。落ち着きのあるスペースではありますが、ランチタイムなどは混雑する可能性がありそうです。

閉館・閉園は早め

洋館や和館の閉館は16時となっており、公園自体も16:30には閉園となります。邸宅をのんびりと見ていたら思ったより時間が過ぎていた…ということもありますので、時間に余裕をもっての来訪がおススメです。

駅からすぐの東京大学駒場キャンパスも楽しめる

駒場東大前駅から歩いてアクセスする際、東口に出ると目の前に東京大学教育学部のキャンパスである駒場キャンパスが現れます。基本的に見学は自由となっているため、気軽に散策を楽しむことができます。

一日に十分な運動量

駒場東大前駅から東京大学駒場キャンパスをぐるりと散策し、ルヴェソンヴェール駒場を経て駒場公園全体を散策しました。約6000歩で5kmのウォーキング、2時間46分で524kcalの消費となりました。

(Garminのスマートウォッチで計測)

途中休憩は挟みつつも食事はなし、かつ行き慣れていてもこのくらいの時間を要しました。初めての方は駒場公園周辺でのトータルの滞在時間は食事なしでも3~4時間程度を見込むのが良さそうです。広すぎず、程よい運動量を自然と確保できるスポットとして、小旅行に最適です。

・想定コースと運動量

▶駒場単体 日帰りプラン(歩数目安:7000〜8000歩)

※ここはテンプレート化して、文字ではない見栄えの良いスケジュール表にしたい。Canvaなどは使える?

  • 午前中:駒場東大前駅到着、12時ごろ東京大学駒場キャンパス内を軽く散策
  • 昼食:ルヴェソンヴェールでゆっくりランチ
  • 食後:駒場公園へ移動
  • 夕方まで:駒場公園、洋館・和館、日本近代文学館を散策
  • 16時ごろ:駒場公園閉園、日本民藝館へ
  • 17時ごろ:駒場東大前駅から渋谷方面へ移動、買い物または少し早めの夕食

以下がデザイン案①です
東大キャンパスや料理の画像は他サイトやフリー写真からの引用のため、実際のお写真を撮られた際に差し替えをお願いいたします。

午前中:駒場東大前駅到着、12時ごろ東京大学駒場キャンパス内を軽く散策
昼食:ルヴェソンヴェールでゆっくりランチ
食後:駒場公園へ移動
夕方まで:駒場公園、洋館・和館、日本近代文学館を散策
16時ごろ:駒場公園閉園、日本民藝館へ
17時ごろ:駒場東大前駅から渋谷方面へ移動、買い物または少し早めの夕食

以下がデザイン案②です。
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。

午前中:駒場東大前駅到着、12時ごろ東京大学駒場キャンパス内を軽く散策
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
昼食:ルヴェソンヴェールでゆっくりランチ
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
食後:駒場公園へ移動
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
夕方まで:駒場公園、洋館・和館、日本近代文学館を散策
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
16時ごろ:駒場公園閉園、日本民藝館へ
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
17時ごろ:駒場東大前駅から渋谷方面へ移動、買い物または少し早めの夕食
このブロックを使う場合は、簡単な説明文を入れた方がバランスが良くなるかもしれません。
▶渋谷や池尻大橋も 一泊プラン(歩数目安:12000歩〜)

上のプランに加えて渋谷や池尻大橋の観光もしたい方、また代官山方面まで足を延ばしたい方は宿泊もおすすめ。駒場東大前からのアクセスに優れた渋谷駅にはホテルがたくさんあるため、そちらの滞在がおススメです。

  • 高価格帯ホテル:セルリアンタワー東急ホテル(渋谷)

  • 手頃な価格帯:渋谷東急ステイホテル

(よくブログであるテンプレート的な貼り方がしたいかも)

アクセス

東急井の頭線「駒場東大前」駅から徒歩約5分。渋谷から一駅という好アクセスです。駅から目的地までは坂も少なく、道も平坦で歩きやすいため、シニア層にもおすすめです。
(地図埋め込み)

おわりに

「東京で静かに過ごす時間なんてない」と思っている方にこそ訪れてほしい場所。それが駒場公園・旧前田家本邸です。

自然、文化、歴史、そして静けさ。それらすべてが揃ったこの場所は、日常に疲れた身体と心を優しく整えてくれる都市のオアシスです。

旅の一歩は、健康への一歩。

都会の真ん中で静かに過ごしてみませんか?

公式サイト

https://www.city.meguro.tokyo.jp/douro/shisetsu/sports/komaba.html

9/9修正:AFFINGER 6専用のボタンブロックにて、以下のようなアイコン付きのボタンの設置が可能です。
せっかくですので、ボタンの作成方法は以下のボタンをクリックしてご覧くださいませ。

ボタンの作成方法はこちら

アイコンの選択肢はかなりたくさんありますが、
注視を連想させる虫眼鏡マークや、クリックやタップを促す指マーク、次のステップに進むことを連想させる矢印などがおすすめです。

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